ジージャンと同行二人お四国さん 別格7番札所 出石寺

別格第7番札所  出石寺  (しゅっせきじ)

12月17日

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古刹にふさわしく重厚感のある仁王門です。

私はご挨拶をしながら、明石寺から一時間半あまりの出来事がよぎりました。
私には、一時間半が一日半にも感じました。
その長い山道は私にとって、深山幽谷にも感じる体験でした。

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この時はこれから続く恐怖を知りません。

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まだ道路の舗装面も見えますし、写真を撮る余裕があります。
しかしこれから程なくして九十九折の山道はどんどん狭まり、狭い道路の上は落ち葉で埋まっています。
上に行くほどにガードレールはなく、狭い道の路肩は落ち葉でどこが境なのかよくわかりません。
夕方でもないのに辺りは暗く、車のライトで照らし落ち葉を踏む音を聞きながら進んで行きます。

車が大きいので、助手席の私は方向によっては崖の上ぎりぎりを走っているように見えます。
下は断崖絶壁です。
別格一番札所の時も同じような体験をしましたが、ここは標高がもっと高いのです。
極度の高所恐怖症である私の恐怖は、頂点に達しました。

ついに泣き出してしまい、それを見た夫はかなり驚いた様子でした。
おまけに、ナビにあと5kと出ていたのが急に17kに変わったのです。
私はもう限界で、恐怖のあまり泣き顔は能面にようになり、「お願い、引き返してください。お大師さまに呆れられてもいい、ギブアップします」  「お願い、お願いだから」と懇願しました。

心の中は、「何をやっているんだろう、こんなに怖い思いまでしてやり遂げる意味は何?  なんのため?」
そんな思いがグルグル頭を巡りますが、夫はやめることなく先へ先へと進みます。
「多分、あと5kに間違いない、大丈夫!僕に任せて!」と。
私は強く反論する気力も失い、泣きながらも「南無大師遍照金剛・南無大師遍照金剛」と小さな声で唱え続けました。

そして、夫の言ったとおり程なくして出石寺に到着しました。
鳴いた烏がもう笑う、というには恐怖が大きすぎて放心状態です。

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気持ちが収まらないままに、参道を進みます。

すると

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とてつもなく大きなお大師さまの石像です。
私は上を見上げてなお、放心状態です。
お大師さまのお顔、どんなふうに見えますか?
私には、このとき怒っていらっしゃるように見えました。

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そして

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ゆっくり拝顔して、長い階段を上がり始めました。

そして山門に着きご挨拶をしました。
その山門をくぐり、向かった先は

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手水鉢で手を清め、本堂だと思って行ったのは「護摩堂」でした。
手水舎に矢印で案内がしてありますのに気付いていなかったのです。

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踵を返し、足早に本堂に向かいます。

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階段上の右に見えるのが本堂です。

この階段を上がって何気なく左を見ましたら、なんと素晴らしい景色!

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思わず正気に戻り、「きれ~い、すごい!」と叫んでしまいました。

そして右手の本堂に行き、いつものようにお詣りを始める準備に取り掛かりました。

本堂のお話をしますね。

猟師の作右衛門が狩りに出て鹿を見つけ、射殺そうとしたまさにその時に、鹿の立っていた足下の岩が真二つに割れます。
そして千手観音菩薩・地蔵菩薩の像が地中から湧き出し、金色の光を放ったのです。
作右衛門は殺生をやめ、自らを道教と名乗り、この仏像を本尊とし出石寺と命名します。
その後大師が巡錫中に、「三国無双の金山なり」と賛嘆されました。

そして、後々この仏像が粗末に扱われてはいけないということで、石室に密閉して秘仏とされたということです。

来年(平成29年)は開創1300年だということで、春に「千三百年祭」が執り行われる予定です。
そして50年に一度の秘仏本尊がご開帳されるそうです。

その本堂で、灯明・線香・納め札・お賽銭を納め、お経を上げます。
ご本尊真言は【千手観音】 おん ばざら たらま きりく そわか (三回唱えます)

その後大師堂に行きます。

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ご本尊真言は唱えないで、あとは同じように参拝します。

その後、納経所に行き御朱印とお御影を頂きます。

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参拝の完了です。


長くなりますが、境内の様子をご紹介します。


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本堂のところでお話しした御手引きの鹿銅像です。

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別格5番札所大善寺でも安置されていた「ぼけ封じ観音菩薩」です。
左下のおじいさんが父にそっくりだと、その時夫と話題にしました。

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やはりよく似ています。

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昼食も食べないでお参りを続けましたので、お腹が空いていましたが、帰り道のことを思うと食べる気になりませんでした。

御朱印を頂いたのは4時を回っていましたので、ここから一時間は優にかかる次の別格8番札所は諦めました。


最後に、境内から見えた息を呑むように美しかった夕景を御覧ください。

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プロフィール

まま♪

Author:まま♪
息子を亡くして20年、いつか四国八十八箇所霊場巡りをしたいと思ってきました。
そのために体を鍛えたり、金銭的にも無理や負担のないように計画できないものかと色々考えて来ました。
やっとその目処もつき、初めの第一歩を踏み出しました。
六十路のゆるい修行の旅になりそうです。

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