第10番札所 得度山切幡寺
山門の写真はありません。
夫が撮り忘れたのではなく、私たちが通っていないのです。
帰って来て、「あれ? 切幡寺の山門ってあった?」と思い、調べましたら。
車で行きましたので、お寺の随分前にあったその山門の横を気づかないで通ったようです。
切幡寺の駐車場に着いて直ぐに気付いたのが

「すだち」だぁ!

と駆け寄りますが・・

お礼の納め札が一枚入っていました。
「あ~ぁ」と直ぐに

踵を返します。
その先に

長い上り坂です。
階段の方には

私は階段を避け坂を登ります。
夫は私が登っている時に

これを読んで知識を得ていたと云います。
そして

途中、こんな厄除け坂が有ります。
女の厄除けは33段。男の厄除けは42段。
年の数だけ賽銭を置けば厄除け祈願ができるらしいです。
階段の端っこに一円玉が沢山置いてありました。
そして私は

最後の力を振り絞って上がります。
上がった右手に手水場があり、金剛杖立てがあります。
私たちがそこに金剛杖を入れた時、一人の男性から声をかけられました。
「どちらからおいでですか?」
「鳥取です」と言いましたら、「あ~~~!!鳥取の方ですか!」「それなら是非見て頂きたい所があります!」
それは、「昭和11年に鳥取の赤碕の方が『来待石の石灯籠』を贈られて、今も『乙女の即身成仏』のお傍にあります」
というお話で、その石灯籠を是非見て帰ってほしということでした。

そして、その方は多くのお遍路さんがいらしたにも関わらず、私たちに寄り添ってくださり沢山のアドバイスをして下さいました。
良いお声でお手本のようなお経も唱えられ、お別れしたその後姿に思わず深々と頭を下げました。
本堂のお話です。
愛する亡き父母のために得度したいという乙女に感激なさった弘法大師は、千手観音像を彫造し乙女を得度させたところ、乙女は直ぐに即身成仏し千手観音菩薩に変身したそうです。
その本堂で、灯明・線香・納め札・お賽銭を納め、お経を上げます。
ご本尊真言は【千手観音菩薩】 おん ばざら たらま きりく(三回唱えます)
その後、大師堂に行き、ご本尊真言は唱えないで、あとは同じように参拝します。
納経所で御朱印と御影を頂きます。

参拝の完了です。
夫はその後、お不動さまに参拝に行きました。
そこから見た景色が最高だったそうです。

夫が撮り忘れたのではなく、私たちが通っていないのです。
帰って来て、「あれ? 切幡寺の山門ってあった?」と思い、調べましたら。
車で行きましたので、お寺の随分前にあったその山門の横を気づかないで通ったようです。
切幡寺の駐車場に着いて直ぐに気付いたのが

「すだち」だぁ!

と駆け寄りますが・・

お礼の納め札が一枚入っていました。
「あ~ぁ」と直ぐに

踵を返します。
その先に

長い上り坂です。
階段の方には

私は階段を避け坂を登ります。
夫は私が登っている時に

これを読んで知識を得ていたと云います。
そして

途中、こんな厄除け坂が有ります。
女の厄除けは33段。男の厄除けは42段。
年の数だけ賽銭を置けば厄除け祈願ができるらしいです。
階段の端っこに一円玉が沢山置いてありました。
そして私は

最後の力を振り絞って上がります。
上がった右手に手水場があり、金剛杖立てがあります。
私たちがそこに金剛杖を入れた時、一人の男性から声をかけられました。
「どちらからおいでですか?」
「鳥取です」と言いましたら、「あ~~~!!鳥取の方ですか!」「それなら是非見て頂きたい所があります!」
それは、「昭和11年に鳥取の赤碕の方が『来待石の石灯籠』を贈られて、今も『乙女の即身成仏』のお傍にあります」
というお話で、その石灯籠を是非見て帰ってほしということでした。

そして、その方は多くのお遍路さんがいらしたにも関わらず、私たちに寄り添ってくださり沢山のアドバイスをして下さいました。
良いお声でお手本のようなお経も唱えられ、お別れしたその後姿に思わず深々と頭を下げました。
本堂のお話です。
愛する亡き父母のために得度したいという乙女に感激なさった弘法大師は、千手観音像を彫造し乙女を得度させたところ、乙女は直ぐに即身成仏し千手観音菩薩に変身したそうです。
その本堂で、灯明・線香・納め札・お賽銭を納め、お経を上げます。
ご本尊真言は【千手観音菩薩】 おん ばざら たらま きりく(三回唱えます)
その後、大師堂に行き、ご本尊真言は唱えないで、あとは同じように参拝します。
納経所で御朱印と御影を頂きます。

参拝の完了です。
夫はその後、お不動さまに参拝に行きました。
そこから見た景色が最高だったそうです。

私はここで息子の声が聞こえてきました。
「母親、俺、ちゃんと見てるよ。」
たったそれだけですが、私にはハッキリ聞こえました。
この日は起きてすぐから体調が悪く、体を引きずるような気持ちで廻りました。
私は負けず嫌いで、少々のことでは音を上げないのですが、切幡寺の最後の階段を上がる時これまで感じたことのないような脱力感に襲われました。
階段を上がってすぐ、「鳥取の方ですか!鳥取の方でしたら、特別に是非見て頂きたい所があります」と言われた時に・・
私は鳥肌が立つと同時に、「息子だ!」と確信し、それまでの疲労感さえ吹っ飛びました。
私はこの19年の間に、幾度か息子の存在を肌で感じたことがあります。
この時もそれと同じ感覚でした。
以前教わったことがあります。
『亡くなった人は、もうその口で話すことが出来ないから、聞いてほしい相手が分かる方法で伝えるのです』と。
私はこれまでにも大事な時に、息子のメッセージを感じることが出来ました。
それは、私が感じることです。
言葉で説明して、誰かにわかってほしいと言うことではありません。
今回11の札所を廻って、最後に私が一番欲しい『息子のメッセージ』を感じることが出来ました。
私がお四国さんをしたいことの大きな目的は、『お寺めぐり』でも『息子の供養』でもありません。
息子との20年目の『会話』です。
順番をつけることが許されるなら、その次に『私の大切な人たちのご供養』です。
この想いは、巡礼の間に変わるかもしれません。
ただ、今の気持ちを正直に記しておきたいと思いました。
さて、お気に入りの「与島パーキングエリア」に向けて出発です。
「母親、俺、ちゃんと見てるよ。」
たったそれだけですが、私にはハッキリ聞こえました。
この日は起きてすぐから体調が悪く、体を引きずるような気持ちで廻りました。
私は負けず嫌いで、少々のことでは音を上げないのですが、切幡寺の最後の階段を上がる時これまで感じたことのないような脱力感に襲われました。
階段を上がってすぐ、「鳥取の方ですか!鳥取の方でしたら、特別に是非見て頂きたい所があります」と言われた時に・・
私は鳥肌が立つと同時に、「息子だ!」と確信し、それまでの疲労感さえ吹っ飛びました。
私はこの19年の間に、幾度か息子の存在を肌で感じたことがあります。
この時もそれと同じ感覚でした。
以前教わったことがあります。
『亡くなった人は、もうその口で話すことが出来ないから、聞いてほしい相手が分かる方法で伝えるのです』と。
私はこれまでにも大事な時に、息子のメッセージを感じることが出来ました。
それは、私が感じることです。
言葉で説明して、誰かにわかってほしいと言うことではありません。
今回11の札所を廻って、最後に私が一番欲しい『息子のメッセージ』を感じることが出来ました。
私がお四国さんをしたいことの大きな目的は、『お寺めぐり』でも『息子の供養』でもありません。
息子との20年目の『会話』です。
順番をつけることが許されるなら、その次に『私の大切な人たちのご供養』です。
この想いは、巡礼の間に変わるかもしれません。
ただ、今の気持ちを正直に記しておきたいと思いました。
さて、お気に入りの「与島パーキングエリア」に向けて出発です。
comment
管理人のみ閲覧できます
- 2015/10/28(水) 01:03:44 |
- |
- [ edit ]
鍵コメさま
- 2015/10/28(水) 07:15:34 |
- URL |
- まま
- [ edit ]
憶えていますよ^^
その節は、温かな励ましの言葉をありがとうございました。
『そのままで・・』と言って下さいました(^-^)
忘れません!
鍵コメさまはお母さまと私が重なり、私は海外でお暮らしになる鍵コメさまと息子が重なりましたよね^^
いろいろご苦労がありましたか?
息子も一山二山を乗り越えております。
今朝もLINEで『無事完了!』と送ってきました^^
親の私も息子と同じくらいホッとします(^-^)
今回の記事、ご理解いただいて嬉しいです。
鍵コメさま、鍵コメさまの若さでそのようなご経験をなさったこと、とてもお辛かったですね。
心中お察しいたします。
その後、私と同じような経験をなさったのですね。
ここにお書きになったこと、私は鍵コメさまと同じように理解できます。
すーっと腑に落ちます。
私は、その出来事を書き留めています。
鍵コメさまの「確信」と言う言葉、私も幾度も使いました^^
その通りなんですものね!
きっとこの会話を、大切な彼女と私の息子も聴いていますね。
私はそう「確信」していますよ(^_^)v
お父さまの夢も叶いますように!
(*^_^*)
またお話しに来て下さい、待っています(^◇^)
うれしいです・・
- 2015/10/28(水) 08:10:11 |
- URL |
- まま
- [ edit ]
おはようございます。
携帯にコメントのお知らせが着て、読んでいるうちに涙が一瞬で溢れました。
今日は息子の月命日です。
もう幾度目の月命日でしょう。
お仏壇のお戒名と俗名(この文字はなかなか書けませんでした・・)を見るたびに、
これほどの年月が経っていても不思議な感覚になるのですよ、おかしいでしょう~
私には「これほどの年月」に思えないからでしょうね。。
でもやっと、ここまでの気持ちになれたんです。
お遍路も出来るくらい元気になりました。
バラさんのような方とも巡り会え、こうやって励まされています。
『体を大切に、心は勇者に!』
心に刻みました。
ありがとうございます!
プロフィール
Author:まま♪
息子を亡くして20年、いつか四国八十八箇所霊場巡りをしたいと思ってきました。
そのために体を鍛えたり、金銭的にも無理や負担のないように計画できないものかと色々考えて来ました。
やっとその目処もつき、初めの第一歩を踏み出しました。
六十路のゆるい修行の旅になりそうです。
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