ジージャンと同行二人お四国さん 第26番札所    竜頭山 金剛頂寺     (りゅうとうざん こんごうちょうじ)
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第26番札所    竜頭山 金剛頂寺     (りゅうとうざん こんごうちょうじ)

12月5日

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樹木に覆われた古く重厚な木造の仁王門です。

室戸岬頂上の最御崎寺の「東寺」に対して、行当岬背後の高台にある金剛頂寺は「西寺」と呼ばれています。
津照寺を出て車では15分足らずの所にありますが、その道すがらは鬱蒼とした木々の間を通ります。

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駐車場から歩いてきましたら、階段が見えます。

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お昼を頂いていましたから、力はあります。
難なくトントンと。

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「女」という字が見えますか?
ここも、最初の階段は「61歳の厄」・次は「男の厄」・最後に「女の厄」を上がりきった所に山門があります。


山門をくぐると
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少し階段がありますが、その正面に本堂があります。
山門と同じように、古くて重厚な本堂です。

この地は弘法大師が修行をなさった霊地です。
修行をなさっていた頃、人々に害を与えていた多くの天狗を大師が退治したという伝説も残っています。
ご本尊は大師自らが刻んだ薬師如来です。
完成した薬師如来は、自らの手で堂を開いて鎮座したと伝えられています。

この本堂で、灯明・線香・納め札・お賽銭を納め、お経を上げます。
ご本尊真言は【薬師如来】 おん ころころ せんだり まとうぎ そわか  (三回唱えます)

大師堂は、少し離れた所にあり、海に向かって建てられています。

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柔和な感じのお大師さまのお像です。

その大師堂で、ご本尊真言は唱えないで、あとは同じように参拝します。

その後納経所で御朱印とお御影を頂きます。

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参拝の完了です。


納経所を出て、この歌碑に目が留まりました。
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『法性の室戸といえど わがすめば 有為の波風よせぬ日ぞなき』
御厨人窟でお大師さまがお詠みになった和歌です。
虚空蔵菩薩の御真言を百万遍唱える修行を成就なさったお大師さまは、お釈迦さまと同じ境地に立たれます。
そのお大師さまが、『全てが移り変わっていくのだよ。あなたも私と同じように、無常の中にあるのだよ』という思いを、この和歌に込められたということです。

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お寺を出る前に、「鯨供養塔」にも手を合わせました。
金剛頂寺は、別名「クジラ寺」とも言われているそうです。

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金剛頂寺の展望台から見た室戸岬です。

 
正直この金剛頂寺は印象が薄いお寺でした。
撮った写真を見ても、色々なことを思い出せませんでした。
記事には書かなかった、がん封じの「椿の霊木」のことは覚えています。
それに「一粒万倍の釜」もありましたね、これは大師が三合三勺の米を入れて炊いたら万倍に増えたという釜です。

ですが、上記に書いたのは別のことです。
そして、いろいろ本を読んでいるうちに、話しが広がっていきました。
石碑の和歌に興味を持ったのです。
舎心ケ嶽の所でも書きましたが、大師は19歳の時に虚空蔵求聞持法を感得するために百日間の修行をなさいました。

その虚空蔵求聞持法とは、虚空蔵菩薩の御真言を百日間で百万遍唱えながら、虚空蔵菩薩の化身である明けの明星を拝む行です。
この行を成就すれば、一切の経文を暗記することが出来ると言われ、最高の記憶力を養うとされていました。
そして大師は、御厨人窟で求聞持法を会得中に口の中に明星が飛び込んで来て悟りを開きます。

『口の中に明星が飛び込んで』これは物理的な意味で飛び込んできたのではないことは言うまでもありませんね。
明けの明星を通して真理を悟られたお釈迦さまと一体になられ、真理の説法を感得なさったということです。

『全てが移り変わっていくのだよ。あなたも私と同じように、無常の中にあるのだよ』
この話しは、長くなりますので次回に回します。

*虚空蔵菩薩の御真言 【のうぼう あきゃしゃきゃらばや おんありきゃ まりぼり そわか】

  1. 26番札所
  2. / comment:4
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comment

すべては「無常」の中に

  1. 2015/12/19(土) 01:25:51 |
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自分の若さとか命と言われるもの。
これらはすべて無常であり
嫌でも衰え、やがては消滅していくものよね。

人間は自分の持っているもの、しかも失われていくものに執着するから
老いること、病んでいくこと、あるいは貧しくなることを嫌だと思うし認めたくもない。
でも事実は事実だから、いたずらに執着していたら心の不安は増すばかり。
若さとか命とか財産を「私のものだ」と固執してはいけないというのが、『無常』なんだと私なりに理解しています。

私のものだと執着するから苦しくなる。
執着する心を解放してやれば、そこに「拠り所」が見えてくる。

拠り所というのは、結局、自分自身で見つけるしかなくて
無常なるものを無常と受け止める自分を作っていくしかない。
以前に、まま♪とは「自灯明」について深く話したことがあるよね!

とてもとても難しいことだけれど
それがお釈迦様のおっしゃる修行なのではないかしら。

人はみな、
「歳は取りたくないし、死にたくもない」
「大切な人とは別れたくないし、好きな人にはずっと愛されていたい」
と思うよね。

だけど、誰でも老いるし、死んでいく。
いつか別れなければならないし、愛も永遠ではない。
形あるものはすべてが無常よね、自分のこの身体もね。

その無常をしっかりと受け止めることが出来れば
心の安らぎも得られるということよね。

前記事のコメントのお返事で
お四国の終わりの讃岐国は「涅槃」だと書いてくれていたけれど
昔、読んだ本にね
涅槃というのは、彼岸のあちら側の世界のことではなくて
生きていく中での安心の境地、心の平安を保っていくことなんだと書いてあって
すごく腑に落ちたことがあったのね。

無常を無常と理解し、あるがままに受け入れてどう生きるかということなんだと思う。
これは単に仏教ということではなく、宇宙の真理よね。

言葉の意味を判っただけでは、もちろん「苦」から逃れることは出来ないし
悟ることなど、到底無理だけども
諦めるのではなく、欲や執着から自分自身を解放してやることが
私自身のことで言えば、「夫の死」を受け入れるということに繋がるのかなぁと思います。

道半ば、いえ、まだまだその半分にも満たない「執着からの離脱」。
多分、命ある限りそれは叶わないのだろうけれど
ゆっくり、のんびり、自分なりに歩いていくことにします。

自分の言いたいことを、自分勝手に納得しながらのコメントになりました。
どうぞ、読み流してくださいね。
また、ゆっくりお話ししましょう(⌒-⌒)


六花さんよりのメッセージ!

  1. 2015/12/19(土) 15:13:42 |
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『〇〇〇ちゃんの四国巡礼 今日へと追いつきました。
御自分の心根みたいなものを素直に表現なさり・・
好感を持って読みました。 
やはりあの細い体で・・と思わずには いられません。 
また追いかけて行きますね。』


六花さんはね、最初から全部読んでくださったのだそうよ。
すごく嬉しいよね(o^∇^o)ノ

こうして、みなさんがこの巡礼記を観て、読んで
心に留めてくださること、何よりの励みになることだろうと思います。
まだまだ先は長く、困難なこともあるに違いないけれど
お大師さま(ジージャン)と「同行二人」、身体に気をつけて最後まで頑張ってね。
応援しています、心から!

記念日、おめでとうv-315
ホントね、80%ならいいよね!
「20%出来ないことを悔やむより、80%出来ることを喜べばいい」
うん、、名言ですv-353

心のこもったプレゼントを抱えて玄関に立っているご主人を思うと
私まで心が穏やかに、あったかーい気持ちになりましたv-25
はい、今を大事に生きていこうね!


桃ちゃんへ

  1. 2015/12/22(火) 14:54:42 |
  2. URL |
  3. まま♪
  4. [ edit ]
桃ちゃん
こんにちは。

ものすごく遅くなってごめんなさい<(_ _)>
このことも電話で話したりして、話し尽くしたけれど^^

いつだったかも書いたけれど、人は喜びも苦しみも、只中の時は有頂天になったり、この地獄がずっと続くような絶望感に襲われたりするよね。
でも必ず終りが来る。
そのことを意識していると、慢心を抑え、自棄を回避することが出来ると思います。

こうして生きていると、馬鹿なことだけれど「自分は死なない」ような錯覚を覚えたりね。
でもいつかは死ぬ事を確実に意識すると、生きている今を尚一層大切にするような気がします。

年を取ることも素直に受け止めることができれば、若さへの不必要な執着に苦しむこともないよね(笑)
昨日まで出来ていたことが、今日出来なくなることの恐怖も薄らぐね。

死に関しては、桃ちゃんも私もこの上もなく大切な人を亡くしました。
その苦しみは、毎日毎日口から心臓が出てくるような凄まじいものでした、よね。。
そして、いつかそのことを受け止められるようになった時、息をするのはこんなに楽なものだったんだと思えました。
どうして受け止められるようになったのかと言うと、それはよく言われる「日にち薬」なんかではありませんでした。

『無常』を芯から受け止め、『色は空に異ならず 空は色に異ならず 色は即ち是れ空なり 空は即ち是れ色なり ・・・生ぜず滅せず』
般若心経を学んだ訳ではなく、自分が体感したこの感覚です。

そこかしこに「執着」という種が落ちているね^^
拾っても、土に種を撒かずにゴミ箱に捨てられるようになりたいです(^-^)

お互いに切磋琢磨し合おうね(^_-)-☆

お正月、親孝行出来るね。
お土産話期待しています!

ありがとうございました☆

六花さんと桃ちゃんへ

  1. 2015/12/22(火) 15:04:53 |
  2. URL |
  3. まま♪
  4. [ edit ]
六花さん
こんにちは。

メッセージ、心からありがとうございます。
読んでくださったのですね。
温かい励ましの言葉に胸がいっぱいになりました。
これからも、ゆっくり巡礼をしたいと思っています。
遅いお返事になりましたこと、大変申し訳ございませんでした。
<(_ _)>

桃ちゃん、六花さんのメッセージ伝えてくれてありがとうございました。
ほんとにありがたいです!
『同行二人』来年も頑張るね(^_^)v

やれることを喜ぼうね、自分の年を受け入れてね^^
料理していなくて、まだ器使っていません(^_^;)

Thanks!


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プロフィール

まま♪

Author:まま♪
息子を亡くして20年、いつか四国八十八箇所霊場巡りをしたいと思ってきました。
そのために体を鍛えたり、金銭的にも無理や負担のないように計画できないものかと色々考えて来ました。
やっとその目処もつき、初めの第一歩を踏み出しました。
六十路のゆるい修行の旅になりそうです。

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